「運気が逃げる家」の正体は、空気が止まっている家
「最近、なんとなく疲れが取れない」「家族間の会話がギスギスしている」。そんなふうに感じた時、ふと部屋を見渡してみると、共通している状態があります。それは、家の中の空気が「止まっている」ということです。
風水では「運気」という言葉を使いますが、私はこれをもっと単純に「空気の循環」や「居心地」と捉えるようにしています。窓を締め切った部屋に長時間いると息苦しくなるように、モノや汚れで空間が埋め尽くされていると、家も呼吸ができなくなってしまいます。
「運気が逃げる」というのは、何か怖いものが逃げ出すというより、新しい良い空気が入ってくるスペースがない状態、と言い換えたほうがしっくりくるかもしれません。私が実践して効果を感じた、家の「呼吸」を取り戻すためのチェックポイントをご紹介します。

【玄関編】良い流れをせき止める「うっかり」習慣
玄関は家の「口」にあたる場所だと言われます。人間で言えば、食事を取り込む入り口です。ここが詰まっていると、どんなに良い栄養(運気)も入ってこれません。
靴が家族の人数分以上出ている
かつての我が家の玄関は、家族全員の靴が何足も出しっぱなしになっていました。「またすぐ履くから」という理由ですが、床(たたき)が見えないほど靴で埋まっている状態は、いわば動脈硬化のようなものです。
玄関の床は「運気の通り道」。ここを塞いでしまうと、良い流れがそこでストップしてしまいます。私は「たたきに出していいのは一人一足だけ」というルールを決めました。それだけで、帰宅した時の視界が広がり、不思議と気持ちの切り替えがスムーズになったのを感じました。
遊び道具や段ボールが置きっ放し
ネットショッピングで届いた段ボールや、子供の外遊びの道具を「とりあえず」と玄関に置いていませんか? 特に段ボールは紙製なので、湿気を含みやすく、風水的には「悪い気を吸い込みやすい素材」とされています。
不要なものを玄関に溜め込むことは、古いエネルギーを滞留させる原因になります。ゴミの収集日までの一時保管だとしても、できるだけ目に見えない場所に移動させるか、早めに処分することをおすすめします。こうした「モノを動かすタイミング」を意識するだけでも、家のリズムは整ってきます。
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【水回り編】邪気が溜まりやすい場所のチェックポイント
玄関が「入り口」なら、水回りは「出口」です。不要なものを排出するシステムがスムーズに機能していないと、家全体に澱みが広がってしまいます。
排水口を見ないふりしていませんか
お風呂やキッチンの排水口。髪の毛やヌメリが溜まっているのを知りながら、「見なかったこと」にして蓋をしていませんか?
水は「財」や「健康」の流れを象徴すると言われています。その出口である排水口が詰まっていると、入ってきたものも巡らず、滞ってしまいます。私は排水口掃除を「家のデトックス」と呼んでいます。ここをピカピカに磨き上げ、水が「ゴォーッ」と勢いよく流れていく音を聞くと、自分の中のモヤモヤまで一緒に流れていくような爽快感があります。
鏡の水垢は「自分」を曇らせる
洗面所の鏡は、毎朝自分の顔を映す場所です。その鏡が水垢や歯磨き粉の飛び散りで曇っていると、無意識のうちに「自分自身の姿」もぼやけて見えてしまいます。
「鏡は自分の心を映す」とも言われます。鏡をクリアに磨き上げることは、セルフイメージをクリアに保つことに繋がります。特別な洗剤を使わなくても、使い終わったタオルでサッと拭くだけで十分です。鏡が光っていると、それだけで空間全体が明るく感じられるようになります。
大掛かりな掃除の前に。空気を変える「仕上げ」のひと手間
NG習慣をやめて掃除をしたら、最後に「空気の質」を変えるひと手間を加えます。これが私にとってのリセットスイッチです。
まずは換気と、ひとつまみの塩
窓を全開にして風を通した後、仕上げに「塩」を使います。盛り塩をするのも良いですが、私は掃除の後に少量の塩を撒いてから掃き掃除をしたり、塩水で雑巾がけをしたりすることもあります。
普通の掃除だけでは取りきれない「重たい空気」が、塩の力でスッと軽くなるような感覚があります。特にこだわりの浄化塩を使うと、その場の清浄感が一段と増す気がして、掃除のモチベーションにもなっています。
整った場をキープするための「お守り」
綺麗になった家は気持ちが良いものですが、生活していればまた汚れますし、外から色々な気を持ち帰ってきてしまいます。そんな時、「家が守られている」という安心感があると、心に余裕が生まれます。
掃除という物理的なアプローチに加え、護符のような精神的な支えを置くことで、家全体の「守りの力」を高めるイメージです。特に水回りや玄関など、汚れやすい場所の近くには、その場の気を整えるためのお守りを意識して置くようにしています。

まとめ|家をパワースポットにするのは自分自身
「運気が逃げる家」というのは、決して呪われているわけでも、構造が悪いわけでもありません。ただ少し、日々の忙しさにかまけて、家への気配りが足りなくなっていたサインなのだと思います。
全てのNG習慣を一度に直す必要はありません。まずは「靴を揃えるだけ」「鏡を拭くだけ」でも構いません。あなたが家のために小さなアクションを起こした瞬間から、家の空気は確実に動き出します。
家が一番の味方になってくれるよう、今日からできることを一つだけ、始めてみませんか。

